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第43回
「富士通コンコード・ジャズ・フェスティバル」

11月3日(日)、ラジオ日本の公開録音は4本録りで大変でしたが、中尾ミエさんとの共演もあり楽しかったです。放送日は11月16日(土)・23日(土)・30日(土)・12月7日(土)(朝9時〜9時30分)の4週にかけてオンエアされる「ダークと歌う仲間たち」という番組です。
岸ミツアキ・トリオはゲストシンガー2曲の伴奏のみですが、よかったら・・・もしお時間があれば・・・たまたま車でも運転していたら・・・(もうええっちゅうねん!)聴いてみて下さいませね。

この収録日の夕方にジョンとジェフのオーケストラが日本に到着、歓迎パーティが夜にあったので会う事ができました・・・(1月6日の僕とのライブの事で色々と打ち合わせもあったのです)
その時、スヌーキー・ヤング(tp)にも会えたので色々話をしたのですが、なんと83歳になったということでビックリ!
10日のコンサートが楽しみになりました。



左、ジョンと

右、ジェフと

翌4日のジェシー・ジェイムス(立川)では、久々にドラムの岡田佳大氏と再会、楽しいライブでした。
このトリオは考えてみればみんな関西出身で、気心も知れていて音楽も意気投合でした。

立川「ジェシー・ジェイムス」にて。
ライブが終わって皆でパチリ!

左から:
佳チャン
ミツアキ
新太郎サン

9日(土)に船橋で行なわれた「J・A・T・P」日本版はおもしろかったなぁ・・・写真が無いのは残念ですが、コンサートの内容が充実してましたね。
10人ものジャズメンが一同に会してのジャムセッションは、なかなか無いよねっ!

そして10日(日)は「富士通コンコード・ジャズ・フェスティバル」を聴きに簡易保険ホール「ゆうぽうと」へ。
今回は藤岡琢也サンとのデートと相成りました。


今からタクシーに乗ります。行って来ま〜す!
タローちゃんはお留守番だよん。

(フォト by 琢也夫人)



やはり、お目当てはクレイトン・ハミルトン・ジャズ・オーケストラでした。
彼らの演奏は書き表せないほどの素晴らしさで、感動のあまり涙があふれてくる始末・・・。
久々に生のオーケストラサウンドを思う存分満喫しました。
僕も琢也サンも大興奮で、ソリストのソロが終わるたび「ウォ〜ッ」「ヒュ〜ッ」「ピーピー」「イェ〜ィ」と声がでまくらちよこ?でした!!!
いや〜ビッグバンドはいいわ〜。



左から:
ジェフ・クレイトン
(as、fl、ジョンの弟)
ジョン・クレイトン(b)
ジェフ・ハミルトン(ds)
藤岡琢也サン
ミツアキ

今日のコンサートではいきなりトランペッターのスヌーキー・ヤングのソロから始まったのですが、とても83歳とは思えないソロで先制パンチを食らったのでした!
カウント・ベイシー、ライオネル・ハンプトン、ベニー・カーター、サド・メル・・・などの一流オーケストラの花形ソリストだったんだもんねっ・・・いいのは当たり前といえば当たり前なのですが。
そしてジョンのボーイング(弓)での「エミリー」のあまりの美しさに酔い、ジェフのブラシワークでの「インディアナ」にも魅せられたのでした。



歴史を感じるスター
スヌーキー・ヤング(tp)

83歳でも名前はヤングかぁ?
(何言うてんのん!)

今回はサプライズ・ゲストでピーター・シンコッティ(p、vo)が出演!
CDが出てないので今はまだ知られていないのは当たり前、それにまだ19歳です。来年1月にコンコード・レコードからデビュー・アルバムが出るそう。
すでに富士通のCMで(3バージョンの内のひとつで)「虹に彼方に」を歌ってますが、これからブレイクすると思うよ〜っ! 要チェック!!!



プロとしての音楽活動のかたわら、コロンビア大学の学生(!)でもあるピーター・シンコッティと

打ち上げパーティではいつも沢山のジャズメンと会えます。
2年前にジェフ・ハミルトン・トリオで来日したピアニストのタミール・ヘンデルマン(今回はクレイトン・ハミルトンオーケストラのピアニスト)が僕の事を憶えていてくれて、話かけられたのにはビックリ!
そう言えば2年前コンサートを終えた後に、ステージのそでにいた僕に「オゥ〜、ナイス・ジャケット!・・・」と話し掛けて来たっけ。

そして今回ボサノバのスリー・フォー・ブラジルというグループが聴けたのですが、これがまたモダンでジャジーなボサノバで、男性ボーカルのポリ−ニョ・ガルシアはクールなスキャットと素晴らしいリズムギター、女性ボーカルのグラジエナ・アウグスチックは一瞬アストラッド・ジルベルトを感じさせる。そこにテナーサックスのグレッグ・フィッシュマンが加わるのですが、このテナーが音色といいスタイルといいスタン・ゲッツを思い出させる。
パーティでその事を聞くと何とスタン・ゲッツの研究家でもあり、ゲッツに関する本を3冊も出しているとか。
嬉しそうにゲッツと一緒に撮った写真を見せながら話してくれました。

★左写真
ヘンデルマン(p)と
★右写真
グレッグ・フィッシュマン(ts)とガルシア(g,vo)

シメはやっぱりジョン・クレイトンご自慢のカメラで・・・。



最後のショットは
ジョンが写真を撮ってる写真?

(2002年11月12日記)


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