メニューに戻る 次を読む

第1回

「小学校訪問」

 今回初めて私のホームページが出来ました。デザイナーの方に作っていただいたの ですごくオシャレに出来上がっているのでびっくりしました。

 私を個人的に知っている方やライブによく来てくださっている皆さんから私のメッ セージ・コーナーがあればいいのに・・というご要望が多数有りましたので、これか らなるべく暇を見つけては書き込むようにします。何卒よろしくお願いいたします!

・・・あ、それとなぜホームページには「笑」がないの?・・と言われても困ってし まいます。わざわざホームページでまで「笑」取ろうとは思わないのであしからず!  それはライブだけだヨーン!

 さて1999年もあとわずか、関西から東京に移ってはや5年目ジローですが (笑)今年はとにかく私にとって色々なことがありすぎるくらいあった年でした。 ちょっと自分自身への確認のためにも振り返ってみますと・・・

 1月にコーラスグループの「ブリーズ」のレコーディングに1曲だけ参加しまし た。童謡ばかりを入れた「風吹くころ」というアルバムで「故郷の空」というおなじ みの曲の中でアドリブしてます。これが今年のレコーディング始めですが、3月25 日には私のメジャーレーベルでのリーダー作としてはデビュー作になる「CLOSE TO YOUR HEART」をリリースし、ライブにコンサート、「エイギョウ」と大変忙しくさせ ていただきました。

 6月には「小学生に"Jazz"という音楽を聴かせたい」という先生方からの依頼 でピアノ・ベース・ドラムス・ギター・ヴィブラホンというクインテットで「松戸小 金北 小学校」に行きました。この時の経験は私にとってとても印象深いものでした。

 子供たちが"Jazz"という音楽を楽しんで聴いてくれるかどうか分からないの で、行くまでは結構不安でした。私は鍵盤ハーモニカ(いわゆるピアニカ)を吹いた り、見た目にも動きが分かりやすいヴィブラホンを入れるなど楽器編成にも気をつか い、曲も教科書に載っている「春の小川」や「ぶんぶんぶん」などをボサノバや4 ビートのリズムにして美しく演奏、またディズニーや漫画の主題歌をジャズ的なコー ドワークでスウィンギーにアレンジしたりと色々と工夫しました。  おかげで子供たちにはかなりのインパクトを与えることができたようで、後ほどア ンケートを読むと涙ものでした! 心を洗われるというか、純粋な気持ちはいくつに なっても忘れてはいけないとつくづく感じた日でした。

 そういえば私も小学生の時に聴いた音楽や観た映画、先生の言葉など自分にとって 興味のあるものは強烈に今でも覚えているものね・・・。ホント、そのぐらいの年 令ってやっぱり感受性、強いんだよね。

 それとこういう企画を実現された先生方には感謝、感謝です。

 ちょうどこの頃、谷口英治(cl)&岸三晃トリオ+古閑みゆき(vo)というメ ンバーで憧れの世界を代表する「コンコード・ジャズ・フェス」への出演が決まって おり、6月の後半から7月にかけては個人練習やみんなとのリハーサルにできるかぎ りの時間を費やしました。

 初めは私のトリオのうち2人を海外の有名ミュージシャンにするという話だったの です。確かにそれも魅力があったのですが、ただ向こうのミュージシャンだとリハー サルの時間が限られるため音楽が結構制約されるのです。それよりどうせ出演するな らオール日本人で、アレンジからリハーサル・練習と思いっきり時間の許すかぎりや り切って、日本人の底力を見せてきたいと考えたのです。

 そこで私のトリオにはお気に入りの下町のジャズ・ギタリスト・・お母さんは駄菓 子屋サンの「田辺充邦(以下バーニーと呼びます)」、そして愛媛のビタミンボール ・ベーシスト「古西忠哲(以下コニタンと呼びます)」を迎えることにしました。 バーニーとは2枚のアルバムを一緒にレコーディングしていたのですが、コニタンと は5月頃からのまだホヤホヤのお付き合いでした。そしてその後、私のドラムレス・ トリオはこのメンバーで固まっています。

 あ、そうそう、コンコード・ジャズ・フェスの前月(7月)にNHKの「セッショ ン505」にこのトリオで出演しました。本来はFMラジオの番組なのですが、今回 はハイビジョンTV放送用に映像も撮るということで、バーニーはギターを磨きたお すし、コニタンはシャツのコーディネイトに余念が無い、私は泥パックに毛穴すっき りメンズビオレでお肌のお手入れ・・・というわけで結構大変でした!(笑)

 私の家には残念ながらハイビジョンTVが無く、ラジオだけで我慢しようと思って いたところ、TV放送後に地方の皆さんを始め何人ものファンの方々からビデオをい ただき、感激しました。結構、ハイビジョン持ってるんだ、みんな!

 この時の1時間にわたるトリオの演奏および私の絶妙トーク(?)、そして才色兼 備、スタイル抜群、美声の司会者・小川もこ嬢をどうしてもご覧になりたい方はライ ブにいらした時にでもお気軽にお声を掛けてください。我がトリオの番頭役・バー ニーがあなたのためにビデオをダビングしてくれる・・・かも?

 さていよいよ8月、米コンコード・ジャズ・フェスのお話ですが、これは次回のお 楽しみに! それではまた「お近いうち山田ひろしとクール・ファイブ(笑)」とい うことで・・・チャンチャン! (1999年11月記)


メニューに戻る 次を読む