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第38回
「高槻ジャズ・ストリート」&
『アナザー・ブレイク』発売記念ライブ(関西方面)

おかげ様で4月24日に新しいCDアルバム「アナザー・ブレイク」がリリースされました! その発表ライブで、東京、関西、名古屋、東北・・・などをツアー。
今回はツアー前半の御報告です。

東京の「三田倶楽部」(4月24日/アルバム発売当日)から始まったのですが、いずれのライブも沢山の皆様の愛に包まれ、大盛況のうちに終わる事が出来ました。本当に心から感謝です!!!
ただ残念ながら、自分が演奏しているので、ステージ写真が無い所が多く(当たり前かっ。)、唯一「JZ Brar」でのライブ風景が「スイング・ジャーナル」6月号で紹介されていますので、ぜひそちらをご覧下さいませ。


「JZ Brat」でのライブ

岸ミツアキ(p)
古西忠哲(b)
田中ヒロシ(ds) from 尼崎!

(フォト by BMGファンハウス 能勢さん)


(左)「三田倶楽部」(24日)と(右)「JZ Brat」(26日)の両方に藤岡琢也サンから大きな花が!

本当にありがとうございます!


CD発売記念ライブの合間に、5月5日&6日は「高槻ジャズ・ストリート」に。
今年で4回目の参加ですが、ますます盛り上がり、何と8万人近い人出という大賑わい!
このフェスティバルに関しては、これまでの経緯を「ミツアキ日記」の【第12回】【第26回】で触れているので、ぜひそちらをご覧頂く事にしまして・・・。

実は、今年は僕にとって特別な感動がありました。それはアーネスティン・アンダーソン(vo)との共演です。
アーネスティンの活動歴は、たくさん有り過ぎてとても書ききれませんが、とにかく僕が二十歳代の頃からのアイドルでした。ハンク・ジョーンズ、ジョージ・シアリング、モンティ・アレキサンダー、ジーン・ハリス、レイ、ブラウン、ジェフ・ハミルトン・・・など、僕の大好きなミュージシャンとの共演アルバムを聴きまくってました。
そのアーネスティンと同じステージで共演しているなんて・・・感激のひと言でした。

最近、彼女が長年在籍していたコンコード・レーベルから1970〜80年代のアルバムがどんどん再発されていて、嬉しい限りです。
僕の最新作「アナザー・ブレイク」に収録した「ドント・ゲット・アラウンド・マッチ・エニイ・モア」の曲解説で・・・『この曲は1976年のアルバム「ライブ・フロム・コンコード・トゥ・ロンドン」のアーネスティンの歌が印象に残っている・・・この曲、高槻で一緒に演れるかなぁ?』・・・と書いたのですが、その事を彼女に言ったら、本当に「ドント・ゲット〜」を一緒に演れてしまいましたぁ!・・・夢みたい!!!
ちなみに高槻・現代劇場大ホールでの演奏曲ラインナップは次の通りでした。

「I LOVE BEING HERE WITH YOU」
「SKYLARK」
「AIN'T NO EASY WAY」
「THIS CAN'T BE LOVE」
「ALL BLUES」
「EMBRACEABLE YOU」
「FALLING IN LOVE WITH LOVE」
「DON'T GET AROUND MUCH ANYMORE」

とても今年74歳とは思えない重厚で潤いのある声は、僕の耳から入って指先にまで沁み渡りました・・・! 「スカイラーク」では、ピアノを弾きながら涙が出そうでした・・・。
最後の「ドント・ゲット〜」では、僕は鍵盤ハーモニカをプレイ、楽しい共演となったのでした。BR>

ステージが終わって楽屋前で

アーネスティン・アンダーソン(vo)、岸ミツアキ(p)、
右端・蓑輪裕之(b)、
左端・大曽学(ds)



アーネスティン&愛娘のシェリーと。

(シェリー、50歳代なんて信じられましぇん!)



まっ、お決まりショットやね!

それに、このフェスティバルでは尊敬する先輩方や旧友にも会えるという、僕にとってもう一つの大きな楽しみがあるのです・・・。



ボーカルの新井雅代チャン(右)と戸田裕美チャン(左)

関西美女シンガーお二人に囲まれて・・・・・彼女達とは十数年前によく一緒に演ってました。
すっかり大人の女になって? ますます色っぽさと?? 気品の中に初々しさが???・・・すっ、すいません、これ以上嘘は書けません・・・うぅ。


尊敬する藤井貞泰(p)サンと。

打ち上げが終わって、深夜2時からジャム・セッションに行こう!というわけで、近くのライヴハウスへ・・・
古谷充さんを筆頭に・・・演ってる、演ってる! 早速乱入〜!!!


古谷充(as)サンと

「高槻ジャズ・ストリート」は、全国でも例を見ない無料でジャズを聴けるという貴重なフェスティバルで、ぜひこれからも長く続けていって頂きたいと心より願ってます!

その後は大阪「ロイヤル・ホース」、名古屋「スターアイズ」に出演。
ここでは田中ヒロシ(ds)、鷲見和広(b)という、これまた旧友でゴキゲンな仲間とのCD発売記念ライブでした。
鷲見君は「ふと見るとフォト/関西時代・ジャズクラブにて」にも登場しているように、十数年前に僕が任されていた関西のジャズクラブのレギュラー・ベーシストの一人でした。ジョージ・ムラーツを彷彿とする歌心に一層磨きがかかって、強力なサポートに僕も思わず興奮!
彼は昔から凄まじい努力家でしたが、一種天才的なものさえ感じます。
ドラムのヒロッさんも濃〜いジャズの匂いプンプン、なおかつ洗練された感覚で音が綺麗、本当に才能あふれる貴重なドラマーです。

ライブが終わってリラックス
僕はCDにサインしたりで・・・着替える暇も無い・・・うぅ。

関西版「アナザー・トリオ」
左から、
田中ヒロシ(ds)、
岸ミツアキ(p)、
鷲見和広(b)

そうそう、ツアー中、何とか時間を作って「Kiss FM/神戸ナイト・スウィング」にも生出演。


美人DJ兼ジャズ・シンガーのジャネットと

次回は「CD発売記念ライブ後半/東北ツアー」の御報告ですぅ!

(2002年5月28日記)


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